早速ですが、「チタン」と聞くと何色が思い浮かびますか?
昔からあるチタン商品には薄茶色の外観の物があったり、
時計などに代表される黒色の物があったり…
チタンは茶色いもの、黒いものと思われている方も多いと思います。
実は純チタンの色は【銀色】 なんです!
しかし、チタンという材質は同じなのになぜ色が異なるのでしょうか?
今回はこの辺りをざっくり解説したいと思います。
チタンは、鉄成分がないので錆(赤さび、黒さび)というものは出ません。
チタンの表面には酸化チタンという「不働態被膜」があり、
このおかげで腐食が抑制されます。
屋外などに置いておくと、この酸化被膜が微妙に成長して色調変化を与えます。
うっすらと、茶系になるのはチタンの特徴でもありますが、
極端に斑状に変化するのはそういうデザインでなければあまり受け入れてもらえません…。
また、カラーチタンという商品は、この不働態被膜である
酸化チタンの厚みをコントロールする事で鮮やかな色調を表現されています。
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