ステンレスバイブレーション研磨 -Vibratoin Finish-

バイブレーション研磨加工は1990年代後半くらいから広がりを見せた意匠研磨加工です。

バブル経済下では特に、鏡面加工(ミラーポリッシュ)が全盛で、煌めく建物の内装や外装に多くご使用されていました。
昔の事をご存知の方なら鏡の様なステンレスで製作された扉や壁面パネルや看板をよく目にされたと思います。
そんな時代の節目で落ち着いてシックな仕上げとして登場したのがバイブレーション研磨です。
これまで、ヘアラインや鏡面などの仕上げに比べエレガントで低反射の表面は和紙の様な風合いで愛されてきました。
用途は幅広く広がり、エレベーター、キッチン、建具、扉、壁面など今でも多く見られる仕上げです。
難点としては手垢がつく事です。 そこで、手垢対策の商品も多く存在しているのもバイブレーション研磨商品の特徴です。
当時は、無方向ヘアライン、ランダムヘアライン、パーマネントヘアライン等、多くの呼称で呼ばれていましたが、現在ではバイブレーション研磨というのが一般的になりました。
ステンレス鋼の材質はSUS304をはじめ、ほぼすべてのステンレス鋼に対応しています。
また、厚みも0.3mm~60mm以上迄対応できるのも特徴です。
形状も、板形状から、切板、型切り、型鋼、パイプ、FBまで幅広く商品化しているのも特徴の一つです。